米国
富裕層の課税逃れを防ぐための多国間協定(CRS条項)には日本を含む106の国と地域が参加し金融口座情報を交換するが、米国は参加していない。
例えば法人税が安いデラウェア州やネバダ州にSPC(特定目的会社)を設立して資産を移し、投資による富裕層向けのビザで永住権を取得。家族で移住すると日本の国税当局は相続税の徴税が難しい。
シンガポール
投資永住権の取得要件の厳格化を3月に打ち出した。
最低投資金額は従来の4倍である1000万シンガポールドル(約10億4000万円)
ニュージーランド
ニュージーランドは永住権を取れば居住義務がないうえに相続税もかからない。
カナダ
カナダには革新的なビジネスアイデアに加えて政府指定のベンチャーキャピタルから投資を受けるなど一定の要件を満たして起業すると永住権が得られるプログラムがある。
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スタートアップビザというものだね。
ポルトガル
投資・滞在条件が比較的簡易で正解でも人気だったが23年2月に政府が新規発行停止の方針を発表。
タイ
20年滞在可能な100万バーツ、214万バーツのプログラムもある。
国名 | 最低投資額 | ビザのタイプ | |
---|---|---|---|
米国 | 80万米ドル | 永住権 | 投資先が見つかれば申請は比較的容易で早く住める。 不動産管理ビジネスが最近のブーム。 |
カナダ | 基準を見直し中 | 永住権(中断中) | 投資永住権は2019年から中断中。 住・教育環境に優れ教育目的での移住も多い。 |
オーストラリア | 250万豪ドル | 永住権 | 住・教育環境に優れ、相続税がない点も人気。 |
ニュージーランド | 500万NZドル | 永住権 | 住・教育環境に優れる。相続税がなく、永住権取得後の滞在義務がない。 |
ドバイ | 100万ディルハム(約3800万円) | 長期滞在ビザ | 住・教育・投資環境が整っていて、投資コストも安い。ただ物価や不動産価格が高騰。 |
ポルトガル | 35万ユーロ(約5300万円) | 長期滞在ビザ(永住権可能) | ゴールデンビザと呼ばれる不動産投資によるビザ。 |
スペイン | 50万ユーロ(約7500万円) | 長期滞在ビザ(永住権可能) | 不動産投資によるビザ。個人だけでなく、法人名義で購入してもビザ取得が可能。 |
タイ | 60万バーツ(約240万円) | 長期滞在ビザ | タイランドエリートと呼ばれるカード会員になることで5年間滞在が可能。 |