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ベーシックインカム

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ベーシックインカムってなに?

ベーシックインカムとは収入や職業、年齢にかかわらず最低限の収入を給付する制度です。

コロナウイルスをきっかけに関心が高まっています。

各国の動き

スイスでは2016年にベーシックインカム制度導入の是非を問う国民投票が行われ、賛成23%vs反対77%で否決となりましたがすでに検討が始まっています。

フィンランドでは2017年1月に試験導入が行われ、対象者は失業給付などを受給していた25~58歳の約2000人で支給額は約6万8000円と世界最大規模の試験が行われました。
これらの他にも多数の地域においても実験が行われています。

またベーシックインカムには多くの方が関心を示しており、米テスラモーターズのイーロン・マスクやバラク・オバマなどの著名な方や米ニューヨークタイムズなどの主要紙にも取り上げられています。
AirBnBに投資していることで有名なYコンビネーターのCOOであるキャサー・ユニスは「おそらくこれからの30年、40年の世代の最大の問いは働かなくても良い事実とどう向き合うか」だとおっしゃっています。

2021年以降の動き

ベーシックインカム制度に注目が集まっているのにはこれから生き方が大きく変化していくことが背景にあります。

今後AIが多くの仕事の代替になると考えられており、日本における終身雇用も終わりを迎えています。
正社員の仕事がますます減っていく中において全員が安定的な収入があることで経済的な格差が広がるのを防ぐことができます。

また生活に必要最低限のお金が支給されるためお金のために働く必要がなくなり自由な自分たちの時間をどう使うか考えるようになります。
起業を考える人もいれば家族との時間を一番に考える人がいたり、ボランティアや芸術活動に精を出す方も出てくるでしょう。

Starline – jp.freepik.com によって作成された background ベクトル

メリット

ベーシックインカムを導入することで解決できると考えられているのが

  • 低成長性先進国における社会保障の限界
  • 新制度・新技術への反対
  • 起業におけるリスクを軽減

低成長性先進国における社会保障の限界

日本の社会保障制度は限界が来ています。
西洋諸国の先進国と同様に日本はほぼゼロ成長の時代が続いており、給与は上がらないが社会保障費はこれから益々上がっていきます。
毎年の社会保障費は約120兆円にのぼり、少子高齢化が止まらない中で社会保障の持続には不安を感じる人も少なくないでしょう。

また、現行の社会保障制度はとても複雑でわかりづらい面があります。
それに対しベーシックインカムの制度は極めてシンプルです。
マイナンバーカードが個人の銀行口座と紐づけられれば給付は簡単に行うことができるでしょう。
そうなれば管理する機関や人がいらないため運用コストが小さく官僚制度を縮小し小さな政府にもつながります。

そしてベーシックインカムによって年金、生活保護がいらなくなるため支給額にたいしてのみに議論を集中させることができます。

日本の生活保護の把握率は2割弱と8割強の人が貧困状態にもかかわらず生活保護を受給できていない現状を考えるとベーシックインカムが様々な問題の解決の糸口になるかもしれません。

新制度・新技術への反対

新しい制度や技術を導入するなかで素晴らしい制度であってもすぐ反対する方々がいます。

なぜ新しい制度が嫌いで考えもせずに反対するのか?

それはすでに既得権益を持ち、生産性の低い自分の仕事がなくなると考えているからです。
このような方々がいると高生産性社会へのスピードが遅くなってしまいます。

ベーシックインカムによってこのような反対する方々をなくすことができるでしょう。

起業におけるリスクを軽減

生活費に関するお金の心配がいらなくなるので自分のしたいことを行っていくことができます。

デメリット

反対の意見に挙げられるのが

  • 誰も働かなくなる
  • 財源問題

誰も働かなくなる

毎月一定のお金がもらえれば働かない人が出てくる可能性はあります。
しかし、世界のお金持ちであるビルゲイツやジェフベゾスは働かなくても生きていけるのに働き続けています。

それは自分がやりたいことをしているからでしょう。
嫌なことではなく自分が夢中になれることに取り組んでいるため働き続けているのです。
仕事で他社と協力して何かを成し遂げる。
自分の承認欲求の場となり自己実現につながっているのです。

お金はあるけどやりたいことがないということが幸せなのでしょうか?

財源問題

2020年度の社会保障給付費(保険料と国庫負担、地方負担などでまかなう給付総額)は総額約127兆円なので現在の年金や医療、介護、福祉すべての公共サービスや給付を全部やめて、全額ベーシックインカムに回してた場合、1人10万円を配ることはできません。

仮に1億2700万人の国民全員にひとり毎月10万円支給するなら国民全体で年間152兆円、7万円支給なら年間107兆円が必要となります。

ベーシックインカムをもらいながら仕事をする働き方となっていくことでしょう。

ベーシックインカムは導入されるのか?

近い将来ベーシックインカムは導入される可能性はあるのでしょうか?

無人コンビニ、自動運転、ロボット配送などの人を必要としないサービスが今後ますます広がっていくことは明らかでしょう。
誰も働かなくて済む世界がやってきます。

アフターコロナで世の中がどんどん変化していく中でベーシックインカムの必要性が高まっていけば近い将来導入する国が出てきてもおかしくありません。

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