書籍

スノーボール

1964年12月31日 874.12
1981年12月31日 875.00

この17年間経済の規模は5倍になりました。Fortune500は5倍以上に成長しました。それなのに、17年の間、株価はほとんど動いていないのです。

投資とは消費を延期すること。今お金を出して後でもっと大きなお金になって戻ってくるわけです。
本当に大事な問題は二つだけです。
一つはどれだけ戻ってくるか、もう一つはいつ戻ってくるか。

株式市場が年10%以上の上昇を続けられる条件は3つしかない。
一つは金利が史上最低レベルに下がり、それが持続すること。
次は経済的なパイの取り分のうち、労働者や政府その他ではなく投資家に帰属する分がすでに史上最高レベルになっている現状からさらに増えること。
あるいは経済が通常よりもずっと早く成長し始めること。

バフェットの300億ドル強の全財産のほとんど 99%はバークシャー・ハザウェイの株式に投資されている。

イギリスが金本位制を離脱した。債務超過に陥っている国の財政破綻を避けるために、通貨発行量を増やして債務を返済するという手段に出たのである。

早くお金を儲ければ、福利で増やせる期間がそれだけ長くなる。

バフェットはシティーズ・サービス・プリファード株を3株ずつ買った。
株価は38ドル25セントで、3株で114ドル75セントだった。
その年の6月市場が低迷してシティーズ・サービス・プリファードの株価は27ドルまで下がった。
株価が回復すると40ドルで売った。
だがシティーズ・サービスの株は急騰し、1株202ドルになった。

  • 買った時の株価ばかりに拘泥してはいけない。
  • よく考えないであわてて小さな利益を得ようとしてはいけない。
  • 他人のお金を使って投資をしてはいけない

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